本日、新市場の見学会に行ったわけですが、いくつか有名なスポットがありました。
1つは、地下ピット(これは写真だけ)、2つ目は、ターレーのヘアピンカーブ、3つ目にモニタリング井戸、そして、地下水管理システム。
今回は、”豊洲の毒”という報道に由来してきた、モニタリング井戸と、地下水管理システムに関してです。
まず、こちらがモニタリング専用の井戸です。場内に200個ほどあり、こちらから水を抽出し、ベンゼンやらシアンやらの検査を行ってきたようです。
それで報道でもありましたように、こちらから抽出した水をパージする方法を変えたら、ベンゼンが既定の100倍で抽出されたとの事。
ここにストローを入れて飲むのであれば、豊洲新市場を使わない方がいいでしょう。
次に行ったのが、地下水管理システム。
なかなか立派な施設です。
都の方の説明によると、以下のような仕組みのようです
1.海へ排水するために地下水をプールする。
2.その地下水から、ベンゼンやシアンなどの毒素をチェックする
3.毒素がある場合は、毒素を無毒化する
4.海へ排水する。
正直、排水が環境に影響を与えないために、よくやったなーと思いました。
以下勝手な想像ですが、魚に触れない水も含めて意地でも毒を無毒化してやろうと都職員が頑張ったのでしょう。
法律的なことがわかりませんが、Too Much という検証はしなかったのかなと思うくらいです。
なお、いままで2で毒素が検出されていないとのことでした。しかも、仮に毒素があっても無毒化されるわけです。
参加者からは、なぜこのことが報道されないのかと多くの意見がでましたが、都の職員からは、マスメディアもそのことを知っていると思うんですけど・・とうエクスキューズがありました。
水質汚染に関するリスクに関してですが、
・井戸から抽出した水を飲むのはやめた方が無難でしょう。(そんな人はいないでしょうが)
・排水される地下水は、無毒検査済み又は無毒化されているので、海への環境を悪化させることはなさそうです。
・水道水に関しては、このエリアの特性はないと思われます。
まあ、そんなもんでしょうね。
さて、魚を詰める容器として発泡スチロールの箱がよくつかわれています。
以下の写真は築地市場の写真ですが、うずたかく積まれています。
新豊洲市場では、これらのリサイクルをするより立派な施設が用意されているとのことでした。
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