都心・臨海部の鉄道計画の評価 -有楽町線豊洲住吉延伸/蒲蒲線が有利か?


本日、実施された東京圏における今後の都市鉄道のあり方 についての会議において、具体的な東京圏の都市鉄道が目指すべき姿が描かれていて、鉄道路線に関しては以下のタイプの路線が描かれています。

(1)国際競争力の強化に資する都市鉄道

(2)豊かな国民生活に資する都市鉄道

(3)まちづくりと連携した持続可能な都市鉄道

今回は都心部・臨海部に位置する計画に関する「(1)国際競争力の強化に資する都市鉄道」を見てみたいと思います。

 

計画図

 

こちらの写真の青字の8路線が該当します。

  1. 都心直結線の新設(押上~新東京~泉岳寺)
  2.  羽田空港アクセス線の新設(田町駅付近・大井町駅付近・東京テレポート
    ~東京貨物ターミナル付近~羽田空港)及び京葉線・りんかい線相互直通運
    転化(新木場)
  3.  新空港線の新設(矢口渡~蒲田~京急蒲田~大鳥居)
  4.  京急空港線羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設
  5.  常磐新線の延伸(秋葉原~東京(新東京))
  6. 都心部・臨海地域地下鉄構想の新設及び同構想と常磐新線延伸の一体整備
    (臨海部~銀座~東京)
  7.  東京8号線(有楽町線)の延伸(豊洲~住吉)
  8. 都心部・品川地下鉄構想の新設(白金高輪~品川)

それぞれに対する概要に加えて、意義と課題が記載されています。

課題には、実現性に向けた課題が記載されており、

 

  1. プロジェクトの進捗度
  2. 技術的な実行における課題
  3. プロジェクトの方向性の指針

が書かれているように思います。

それでは、8路線の課題になります。

[table id=25 /]

① 各プロジェクトに対する深度に関しては、以下のタイプがあるようにみえます

A.事業計画が進んでいる

<3> 新空港線の新設(矢口渡~蒲田~京急蒲田~大鳥居)

<7> 東京8号線(有楽町線)の延伸(豊洲~住吉)

B.事業計画の検討を期待

<1> 都心直結線の新設(押上~新東京~泉岳寺)
<2> 羽田空港アクセス線の新設(田町駅付近・大井町駅付近・東京テレポート
~東京貨物ターミナル付近~羽田空港)及び京葉線・りんかい線相互直通運
転化(新木場)

 

C.事業計画の十分な検討が行われることを期待

<4> 京急空港線羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設

<5> 常磐新線の延伸(秋葉原~東京(新東京))

D.検討熟度が低く構想段階である、十分な検討が行われることを期待

<6> 都心部・臨海地域地下鉄構想の新設及び同構想と常磐新線延伸の一体整備
(臨海部~銀座~東京)

<8> 都心部・品川地下鉄構想の新設(白金高輪~品川)

 

② 技術的課題に関しては、

<1> 都心直結線の新設(押上~新東京~泉岳寺);大深度である

<3> 新空港線の新設(矢口渡~蒲田~京急蒲田~大鳥居):異なる軌間の接続である。

以上が、特記されています

③プロジェクトの方向性の指針に関しては、

<5> 常磐新線の延伸(秋葉原~東京(新東京))

;東京駅における鉄道ネットワークとの乗換利便性を向上させるため、東京駅周辺の他路線との接続を考慮した駅の位置について、検討が行われることを期待。

<6> 都心部・臨海地域地下鉄構想の新設及び同構想と常磐新線延伸の一体整備
(臨海部~銀座~東京)

:常磐新線との直通運転化等を含めた事業計画について、検討が行われることを期待。

6の都心部・臨海地域地下鉄構想がつくばエクスプレスとの接続(東京駅延伸)の前提で書かれているのが、どう出るかが気になります。

この評価をどう理解するかは正直正解がわかりませんが、上記のような感触を得ました。

こう見ると、いわゆる 蒲蒲線と、有楽町線延伸(豊洲~住吉)が有利のように思います。

次いで、都心直結線の新設(押上~新東京~泉岳寺)、羽田空港アクセス線になるのでしょうか。